南米のアルゼンチンの社会・文化とアルゼンチン料理研修会
〜日系社会と共生社会を考える

2009年3月2日於 東京都立大森高等学校 家庭科室 
高田幸一会長(雪谷高校校長)の挨拶
高田会長は青年海外協力隊バスケット隊員としての経験を持っています。
また今回会場準備をしてくれた、大森高校の家庭科の藤田美保先生も南米派遣の青年海外協力隊の経験を持っています。

東京国際研の料理と文化研修会は毎回人気で今回も40名ほどの教員が集まりました。

講師の浅見ナラさんは日系アルゼンチン3世、来日19年で現在、スペイン語講師や通訳、翻訳の仕事を行いながら困っている在日外国人の心のサポートをするなど積極的に国際交流活動に携わっています。
最初にアルゼンチンの日系社会のことを聞いた。日本人移民とその子孫が約5万人いる。その70%以上が沖縄出身である。花卉(園芸)やクリーニング業を営む人が多い。自分は子どものころからスペイン語の中で育ったので、言葉には困らなかった。ヨーロッパからの移民が多くイタリア系、スペイン系など白人系が多く、それぞれの出身地のグループがあった。黒人はほとんど見なかった。料理もイタリア料理が人々の生活に浸透しています。
本日の料理は
☆milanesa a la napolitana(ナポリ風牛カツレツ)
☆ensalada de lechuga (レタスサラダ)
☆pure de papas(マッシュポテト)
☆mate(マテ茶)
☆empanada (ミートパイ)
アルゼンチンの味といえば牛肉とワインだそうで、移民国家としてヨーロッパとアジアの食文化が融合した料理が多い。
マテ茶はインディオから受け継いだ伝統文化で、南米の人にとってはなくてはならない飲み物です。
牛カツレツはガウチョの文化で、イタリア、スペインの移民のレシピが混ざって出来たもの。
文化についてのレクチャーと質疑の後、参加者はメモを取りながら料理のポイントを聞いた。そして、グループに分かれて料理開始しました。
写真を見てもわかるように、参加者の真剣さが伝わってくるのが分かります。
牛もも肉は肉たたきでよくたたき薄くします。
塩コショウをしてから卵に牛乳を加えてといた中につけ、パン粉をまぶす。これをサラダ油で揚げます。
その上にトマト、ロースハム、スライスチーズを載せ
オーブンで15分ほど焼きます
マッシュポテト
ジャガイモ、牛乳、バター、塩、コショウ
マッシュポテトは南米原産のジャガイモというところがポイントです。
牛肉と卵入り焼きパイ
練りパイ生地を作る。(薄力粉、バター、牛乳、砂糖)
具は牛ひき肉、たまねぎを炒め、卵(ゆで卵固ゆでにしてみじん切り)を加える、ポイントは調味料にパブリカ、クミンを少々加えます。
具を生地で包む。表面に溶き卵を塗ってオーブンで15分程度焼きます。
出来上がりの様子
ミートパイは、一口食べるとクミンの味が広がり変わった味わい。
カツレツはソースをかけるないのにトマトとハムがしっかりとした味を作りおいしかったです。薄いので食べやすくボリュームもありました
マッシュポテトは日本でも食べますが、南米原産のジャガイモをそのまま素朴な味で食べるところが今回の料理の付け合せとして意味が深いです。

試食の後、さらに講師に質疑応答で、アルゼンチンの食文化だけでなく気候や、サッカーのことなど、いろいろな話を聞くことができました。    
まとめ 新宿山吹高校 斉藤