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特定非営利活動法人 全国国際教育協会 平成27年総会 報告

  

平成27年度(2015年度)

NPO法人全国国際教育協会 第6回通常総会すべての案件が了承され終了しました。

日時 平成27年5月19日(火) 14:00から

場所 千駄ヶ谷 全商会館

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1)開会のことば

 

豊田常任理事よりいただいた。

2)理事長挨拶

矢田部正照理事長より、6年目に入り、事業も定着してきた。文部科学省においてもグローバル教育やグローバル人材育成は、必須の内容になってきた。5年後には新学習指導要領で、子供が授業で主体的に議論したり、発表したりする、アクティブ・ラーニングを導入する方向で準備をしている。まさしく当法人が力を入れてきたグローバル教育が必要になってくると思われる。当法人が監修した出版物「共に生きるをデザインするグローバル教育」が南山大学の入試に使われたことも、方向性の正しさを裏付けている。今後、若い世代の育成と海外の研修生などとの交流を進め様々な機会をつくっていきたい。ご支援くださる、JICA、JICE、JOCAなどともさらに協力関係を深めたい。

3)来賓祝辞 JICA広報室 地球ひろば推進課課長 石沢裕子様より

JICAとしましても、文部科学省には途上国を含めた国際理解教育を紹介していく。新しい学習指導要領に含まれるアクティブラーニングについても、理解を深めているところです。皆様をはじめグローバル教育などにかかわるグループとは、さらに具体的な連携を模索していきたい。また、成果物の教材なども広く紹介していきたい。

4)議事

26年度の事業の成果

  • 地区委員会の活動を強化した特に北海道地区員会の活動、東北地区での組織化活動に力を入れた。
  • WEBサイトの充実を行った。特にフェースブックやツイッターなどとの連携も図った。
  • 21世紀の教育の考え方と実践方法などの講演を多田孝志教授にお願いし、グローバル教育に関する知見を広める活動を行った。
  • 台北駐日経財文化代表処を訪問し今後の連携を約束した。ブルキナファソからの留学生を小学校および高等学校に派遣した。日通旅行大阪支店が企画する中学生、高校生の海外研修旅行に対して監修を行った。
  • 本協会が監修した教材「共に生きるをデザインするグローバル教育」が、南山大学の入試に使われた。
  • JICAエッセイコンテストの審査に協力した。

27年度の事業計画

  • グローバル教育コンクールを後援し参加を広く呼びかける
  • WEBサイトのさらなる活用を行う。
  • グローバル教育の講演を赤石和則教授にお願いし、参加者の理解を深める。
  • 8月の全国国際教育研究大会千葉大会に協賛し協力する。
  • 8月のグローバル教育の集いin名古屋に協賛し協力する。
  • 国内外の関係諸機関との連携を進める。台湾、モンゴルなど大使館と連携する。
  • 小中学校の生徒の国際交流に協力する。
  • そのほか、教材の有効な活用法など検討する。
  • JICAエッセイコンテストに協力する。

そのほか、会計報告、理事1名の交代などが報告された。

5)閉会の言葉

斉藤常務理事により御礼の挨拶がされた。

(報告 斉藤)

この後、記念講演会となった。

総会後に当法人理事でもある、赤石和則教授による講演が行われました。テーマは「新しいグローバル教育」でした。

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「国際教育」と「グローバル教育」その違いはどこにあるのか?包括的概念+独自の内容領域の違い、あるいは意味内容として国家を意識するか、国家を超えた議論と考える考え方など視点がある。

しかし、これだけでなく、〇〇教育や〇〇学習など様々な教育が存在している。その違いが見えない中でそれぞれの教育が実践されている。

グローバル化が世界の趨勢になったのは1990年代に本格化し急速に進行したグローバリゼーションがある。日本でh1960年代の高度経済成長時代から1990年以降バブルが崩壊し「失われた20年が始まり」そこからの脱出をめざし「小泉改革」の流れでグローバル化の完全受け入れを行った。
グローバル化にはプラスな面も存在した。経済のグローバリゼーションと共に意識のグローバリゼーションも伴った。意識のグローバリゼーションと共に人々が人権や環境などを見直す時代に入った。(早大名誉教授 西川潤)

産業界はグローバル化に対応するため、英語を社内公用語にしたり、外国人採用枠を増やしたり、海外現地工場をを増やしていった。それに呼応して文科省はスーパーグローバルユニバーシティなどグローバル人材育成推進事業を打ち出してきた。現在は企業による資金を使い「トビタテ!留学JAPAN」など、日本代表プログラムを進めている。

グローバル化に伴い、コミュニティにおける固有の価値と世界共通の普遍の価値をどう処理するかが課題である。たとえばイスラム社会と西欧社会の違いである。スペインの学校で特定の宗教のための教育をしているわけではないのでヒシャブ(頭にかぶるスカーフ)を外すように教師が学生に説得する場面である。このような答えのない課題に解決策を提示できるのはグローバル教育であろう。トレードオフの課題の中で、それぞれの当事者の思考過程を重視し、それぞれのアイデンティティを残しながら、心の寛容の幅を広げていく教育である。

新しいグローバル教育の二つの側面は包括概念、国際分野の教育活動を包含する概念としてグローバル教育と呼ぶ。もう一つは、それぞれの教育の特色を引き出しながら共通する一致点で協働するネットワーキングである。

さらに、グローバル人材を育成していくためには、教育方法だけでなくベースとなる人間の行動指針、コンピテンシーが極めて重要である。そのためにはコンピテンシーの可視化が望まれるのである。グローバル教育フォーラムでは、教育方法、理論と共に、そのベースとなる人間の指針となるコンピテンシーを可視化し、自己を見つめなおす機会を通じて、グローバル人材育成に向ける方向性を持ち活動する考えである。(報告 斉藤宏122)